死後の十三仏と王

初七日 不動明王 秦広王〔しんこうおう〕 書類審査をする。
二七日 釈迦如来 初江王〔しょこうおう〕 死者が三途の川を渡る所で裁判をする。
三七日 文殊菩薩 宋帝王〔そうていおう〕 死者に邪淫の罪があったかどうか調べる。
四七日 普賢菩薩 五官王〔ごかんおう〕 はかりを使って罪の軽重をはかる。
五七日 地蔵菩薩 閻魔王〔えんまおう〕 浄玻璃の鏡をもって死者の生前の業績を映し出し裁かれる。
六七日 弥勒菩薩 変成王〔へんじょうおう〕 五官王のはかりと閻魔王の鏡を用いて再吟味する。
七七日 薬師如来 太山王〔たいざんおう〕 判決を下す。
百か日 観音菩薩 平等王〔びょうどうおう〕 死亡後百か日目の審査
一周忌 勢至菩薩 都市王〔としおう〕 満一年目の審査
3回忌 阿弥陀如来 転輪王〔てんりんおう〕 満二年目の審査〔ここまでが中国より伝わった十王思想〕
7回忌 アシュク如来 華花王〔けかおう〕
13回忌 大日如来 祇園王〔ぎおんおう〕
33回忌 虚空蔵菩薩 法界王〔ほうかいおう〕
◆本地垂迹説が加わって十三仏の思想が生まれたと云われる。単に死者を裁くのではなく、
時には弁護士の役割り果す。

死後における十三仏の特徴と役割

十三仏 特     徴 遍路
不動明王 葬儀で僧侶から引導されて発心した亡者を守護する大役を務めます。
亡くなったばかりでどうして良いのかわからず不安な霊魂を叱咤激励して先導します。
発心
釈迦如来 長い仏門修行の旅の説明を受けます。 修行
文殊菩薩 どうすればはるか先にある極楽へ行けるかという知恵を教えてくれます。 修行
普賢菩薩 六道に迷う心を慈悲心で救い、悟りの世界へ行く知恵を与えてくれます。 修行
地蔵菩薩 六道に落ちている大衆の仏心を呼び覚まし、平等に徳を与えてくれます。 修行
弥勒菩薩 釈迦如来との約束を実行しながら、亡者の苦悩を取り除いてくれます。 修行
薬師如来 亡者の不安や恐怖を取り除き、修行の旅の早期成満のポイントを教えてくれます。
死者の魂は生前の未練をここで断ち切り、満中陰の法要によって完全に向こうの岸に
渡り切ってしまい、新たな修行に入って行くのです。

修行
観世音菩薩 餓鬼道を彷徨う亡魂を救います。又強い慈悲心で亡者を救済します。 修行
勢至菩薩 亡者に菩提心を植え付けます。 修行
阿弥陀如来 生前の信心の深さにより亡者を九つの部屋へ区別して招き入れ、極楽浄土への往生の
仕方を教えます。
修行
アシュク如来 死者の修行の仕上げを総監督する。
修行の終わりにです。更に強い菩提心を植えつけます。
修行
大日如来 大日如来に帰依して悟りの世界〔菩提の世界〕へ入って行きます。 菩提
虚空蔵菩薩 旅の最後です。永遠の宇宙の命として涅槃に到着して祖霊となります。 涅槃

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