■写経の心

現代社会は喧騒としていて自分自身を見失いがちです。あれもこれもしなければと、気ばかり
焦って中途半端になってしまい、結局は何一つできなかったという経験をお持ちの方がおられると
思います。そんな生活を見直し、先ずは始めてみようとする気持ちが大切です。

豊かな物質に満ち溢れ何一つ不自由なく物が手に入る時代にあって、何か物足りなさを感じたり、
充実した気持ちになれない、そうした心にやすらきを与えて心に栄養を充填するのが写経です。
「明鏡止水」の言葉のように、曇りのない清らかな心を呼び戻してくれることでしょう。

■お写経奉納塔と写経の実践



■常瀧寺の写経奉納塔
■写経の実践

写経をする場所は、自分の心が落ち着くところで静かな場所が良い
でしょう。もし静かな場所が見つからないなら、深夜か早朝の静かな
時を選んでされるのも一つの方法です。

◇写経を始める前に、線香を立てたり、お香を焚いたりして室内を清めます。

できれば筆ペンではなく、すずり石と筆を用意して墨を静かに磨るのも
大変効果的です。墨を磨ることにより、自然と気持ちが落ち着いてきます。

人それぞれの方法で気持ちを落ち着かせる工夫をされたら良いと思います。

私は写経用紙を前に、合掌して約一分程度瞑想しています。

初心者の方は短めのお経が良いかと思います。一般的には「般若心経」が
多いようですが、「延命十句観音経」や「不動経」などは更に短く手頃です。

普段着のままくつろいで気楽にゆっくりとするのがポイントです。
字の上手や下手に関係なく、スピードも気にする必要はありません。

心静かに、真心を込めて一字一字書くことが大切です。書き終えた時の
充実感やすがすがしい気持ちは、何事にもかえがたいものがあります。
やった人しか得られない喜びと満足感を味わうことができるはずです。

◇最後に合掌して筆を置きます。〔仏様に感謝の気持ちを示す。〕

一番上の珠円にある梵字の
「あ」は、不動明王を善導して
いる大日如来を表して
います。


■写経用紙は一般的に般若心経が一番ポピュラーです。262文字の短いお経で、何処ででも購入できます。
   常瀧寺では、更に題目を入れて118文字と短い「仏説聖不動経」をお奨めしています。
   不動明王の功徳を説いたお経で、難しい漢字もなく比較的簡単に写経できますので初心者向きです。

※読経用のルビをつけたものと写経用の二種類を用意しました。大きさはA3用紙で書いていますが、
  A4などでも可能です。印刷してお使い下さい。 ◆不動経写経用紙    ◆不動経ルビ入り

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